銀嶺の麓亭

小説にゲームに、ひたすら自分の好きなものを作っています。アイコンは那智さんより頂きました。

ファイアーエムブレム風花雪月 プレイレポートその13

【ご案内】

本記事には、「ファイアーエムブレム風花雪月」のネタバレが含まれております。

未プレイの方は閲覧をお控え頂くか、閲覧した後に記憶を消して頂くようお願い致します。

 

 

 

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うーん……ここは?

その声は、まさか……!

立てと言われても、なにがなんだか……。

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やはり、戦乱は避けられなかったようです。

フォドラは戦火に包まれ、血を流していると。

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そう言われても、ベレトはまだ目覚めたばかり。

もう少し寝かせてほしいものです。

そういうと声の主は、やれ大馬鹿者だの相変わらずだのと、罵詈雑言を並べていきました。

そして、目を開けると……

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どうやらベレトは、川から流れついてこの村に来たようです。

川の上流……ガルグ=マクはすっかり寂れてしまって、セイロス教団もいなくなってしまったと。

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五年……あれから五年も経ったというのでしょうか。

明日は千年祭の日だそうですが、それどころではない様子。

無理もありません。この戦乱の世の中、大司教様も行方不明なのですから。

誰も千年祭を祝福する気になんてなれないことでしょう。

ベレトが大修道院を目指すと言うと、村人はたいそう驚きます。

なんでもあそこは、盗賊が出るだの、物騒な噂が飛び交っているだの……。

しかし、そんなことは関係ありません。ベレトは大修道院へ、行かねばなりません。

彼らが、待っているから。

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帝国兵の死体が並ぶ階段。

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そこを、ベレトはしずしずと上っていきます。

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不意に、明るい場所へとたどり着きました。

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そこには……彼がいました。

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ベレトが歩み寄ると、彼はふと顔を上げます。

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そして、残った左目で懐かしそうにベレトの顔を見上げ、ふいと視線を逸らすのでした。

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彼はベレトのことを、幽霊かなにかだと勘違いしているようです。

それが勘違いだとわかるや否や、貴様も帝国の狗か、俺を殺しに来たのかと言葉の牙をむくディミトリ。

彼は一体ここで、どれだけの帝国兵と戦ってきたのでしょう。

彼はどんな思いで、この地を守ってきたのでしょう。

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ベレトがその言葉の意味を測りかねていると、宝物狙いの賊の痕跡を発見します。

修道院が陥落し、ここの秩序は乱れ切っています。

賊を殺し、根絶やしにすると言い出すディミトリに、ベレトはそこまでしなくても……と言います。

しかし、ディミトリは殺すと言って聞きません。

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もはや、殺意を隠そうともしなくなったディミトリ。

強者が弱者を踏みにじる負の連鎖を、断ち切らねばならないと彼は言いますが……。

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彼の決意は固いようです。

仕方なく、その盗賊のアジトへ共に向かうベレト。

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ギルベルトさん……生きていたのか。

王国の政変によって処断されたはずの、ディミトリへ会いに来るようです。

一方その頃……

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鼠狩りと称して、たったふたりで盗賊との戦いを繰り広げるベレトとディミトリ。

まずは小手調べ。入ってすぐの盗賊を手槍で仕留めます。

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お見事!

腕は衰えていないどころか、さらに磨きがかかっているようですね。

ベレトも負けていられません。

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なんと、ジェラルト傭兵団も健在でした。

お前たち……五年間もベレトの帰りを待っていてくれたのか。

集中攻撃を受けて窮地に立たされてしまったので、一旦引いて調合薬で回復。

前線はディミトリに任せます。

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生きていたベレトに驚くギルベルトさん。そして……

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アッシュ!

お前久しぶりだなあ!

大きくなりやがって、元気だったか!

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メルセデス、相変わらずだなあ!

お前も元気だったか!

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アネットぉぉぉ!

すっかり美人になりやがって、この!

しかし、物理職ばかりのこの戦場に、アネットとメルセデスが並んで来てしまったのはまずいです。

ベレトたちが大急ぎで助けに向かいます。

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なんとか間に合いました。

敵の数が圧倒的なので、なるべく全員一丸となって動きたいですね。

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私も会えて嬉しいよ。

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シルヴァン!

お前もすっかりいい男になりやがって!

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イングリット!

今回も期待してるぜ!

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フェリクス!

すっかり剣豪の風格になったな!

みんな立派になって、先生は嬉しいぞ。

本隊はギルベルトさんを中心に、なるべくベレトやメルセデスに経験値を与えつつ進軍していきます。

北東の三人はとりあえず、本隊と合流できる目途が立つまで待機。

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ギルベルトさん、硬いのはいいんだけど攻撃ちゃんと当ててください。

北西の敵が中央へ向かったら、シルヴァンたちも行動開始。

壁を壊して、中央の敵を挟み撃ちにします。

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無事に突破できました。

アッシュで宝箱を回収しながら、本隊との合流を目指します。

ディミトリは南北に分かれて戦えとか言いますが、そんなことをしている戦力的余裕はありません。

しっかり足並みを揃えて戦います。

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敵将以外のすべての敵を倒しきりました。

敵将は動かない上に間接攻撃武器もないので、魔法で楽勝です。

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これで終わりっ!

……かと思いきや。

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敵将は身代わりだったようです。

本物は脱出地点から逃げようとしますので、追いましょう。

逃げ道をギルベルトさんで塞いで、やはり弓と魔法で楽勝です。

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その罪、地獄であがなってください。

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というわけで、ステージクリア。

序盤が意外としんどくて、天刻の拍動を二回ほど切りました。

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五年ぶりに、一同に会するみんな。

五年前の約束、果たしてくれたのですね。

……あれ、それにしてはメンツが少し足りないような?

それに、堅牢なフェルディアの牢をどうやってディミトリは脱出したのでしょう。

それから、姿の見えないドゥドゥーは……もしや。

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嘘だ。

そんなことあるはずがない。

あの超強くて、超硬くて、どんな攻撃でも弾き返していたあのドゥドゥーが、死ぬはずがない。

王国西部の領主は帝国への臣従を表明し、コルネリアなる者を筆頭とする反逆者たちはフェルディアを占拠、東部への侵略を続けているのだとか。

そんな奴らのために、ドゥドゥーは死んだのか。

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今、王国に最も必要なのは、戦うための理由。

ファーガスの正統なる後継者が帝国を打倒し、王国を打倒するという大義名分が。

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そうだ、みんなはどうなったのでしょう?

レア様は一体、どこへ消えてしまったのでしょうか?

五年前、フェルディアで摂政を務めていたリュファスが何者かに殺害され、その事件をきっかけにギルベルトさんは王国に帰ったのだそう。

しかし……

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コルネリアの讒言によって、リュファス殺害の罪を着せられたディミトリ。

彼の処刑は既に決まっていました。

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ディミトリの死によって、王家ブレーダッドの血は途絶えさせられ、その後は先の話の通りだといいます。

そして、今から三年前。

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残忍かつ凄惨なやり口による、帝国軍や帝国将官への襲撃……それらの噂が流れ始めた時、ギルベルトさんはディミトリが生きていることを予感し、ここへたどり着いたのだといいます。

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ディミトリの心は、今や闇に染まり切っています。

ベレトたちの言葉は、彼に届くのでしょうか。

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おっ、これは嬉しい知らせ。

そして。

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セテス!

アンタは変わらないなあ!

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フレン!

きみも相変わらずで……あれ?

さすがにあまりにも、変わらなさすぎじゃない?

まあともあれ、みんなを集めて今後のことを話し合いましょう。

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大司教レア様は、ベレトに後事を託しました。

これより先は、セイロス騎士団を含め、皆がベレトの意志に従ってくれます。

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答えは決まっています。

みんなの思い出の場所を、みんなでもう一度立て直しましょう。

しかし、そんなベレトたちの言葉にディミトリは耳を貸さず、ひとりどこかへ行ってしまいます。

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フェリクスにまでこんなことを言われる始末。

まるで、見えない何かに急かされているような……。

そして、翌日。

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待ちに待った、アネットとの支援会話

私はこの日を五年待ちました。

頑張らないように頑張る、と言っていた彼女ですが、気が付くと仕事や訓練に追われる毎日。

思い切って一日休もうと決意したはいいものの、いざ休もうとすると何をしていいかわからないとか。

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どういう意味だ。

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はははこやつめ、また頑張ろうとしていやがる。

結局、自然体が一番というやつですね。

アネットも、それで納得してくれたみたいです。

 

アネットの可愛い表情で五年分の疲れが吹き飛んだところで、今回はここまで。