銀嶺の麓亭

小説にゲームに、ひたすら自分の好きなものを作っています。アイコンは那智さんより頂きました。

ファイアーエムブレム風花雪月 プレイレポートその21

【ご案内】

本記事には、「ファイアーエムブレム風花雪月」のネタバレが含まれております。

未プレイの方は閲覧をお控え頂くか、閲覧した後に記憶を消して頂くようお願い致します。

 

 

 

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難攻不落のメリセウス要塞を見事に攻略し、遂に帝都への道が開けた前回。

物語もいよいよ佳境に差し掛かろうとしていますが、ベレトのやるべきことは変わりません。

まずは軽く散策、散策。

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どんな正義があろうとも、戦争という名の殺し合いは敵からも味方からも多くのものを奪います。

こんな愚かな行為は、これで最後にしたいものです。

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アネットもメルセデスも、みんなこれまでよく頑張ってきました。

あと一歩です。

あと一息で、きっとすべてが終わります。

そして、実りある豊かな時代がきっと始まります。

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私も、青獅子の学級の担任になれて本当に幸せだったよ。

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まあまあ、みなまで言うな。

そんな甘い男だからこそ、ここまでついて来たんだろ?

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歴史とはそういうものですよね。

正義が勝つのではない、勝った者が正義なのだ……歴史は常に勝者が作るものです。

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おっ、それは初耳。

フレンの故郷が戦場になるとは、彼女にとってはとりわけ悲しいことでしょうね。

この悲しみがいつまでも続かないよう、頑張りましょう。

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合唱祭の日だったので、信仰を上げたい組で参加しておきました。

シルヴァン、逃げ出そうなんて考えずにしっかり祈りながら歌いなさい。

お前は回復魔法を使いつつ再移動できる数少ないユニットなんだから。

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魚なら大抵なんでもいけちゃうフレン。

好き嫌いがない子は大きく育つぞ。

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料理はドゥドゥーに教えてもらうに限ります。

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アンナさんの秘密店に売られている、能力強化アイテムを大人買い

一度言ってみたかったんですよね。

ここからここまで全部ください!

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毎度お楽しみ、個別訓練のお時間がやって参りました。

ドゥドゥーの指揮を今節中にBまで上げます。どうしても使いたい騎士団がありますのでね。

メルセデスは指揮もAになって、いよいよ育てるものがなくなってきたので、理学も極めてもらいます。

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自習技能はこんな感じ。

メルセデスを理学と信仰に、アネットを剣術と信仰に、フレンを槍術と信仰にそれぞれ設定。

今節は信仰強化月間とします。

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シルヴァンにとって元気が出るものといったら、そう、アレですよね。

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純粋な戦力増強を図るため、この日は出撃を行います。

まずは山岳の魔物討伐にいざ、出撃!

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場所はいつもの山。

もはや見慣れた風景ですね。

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戦闘の様子は、ばっさりカット。

セテスとイングリットで立て続けにアーマーブレイクして、あとは流れで。

ギルベルトさんが1ピン成長したりしました。

ウーツ鋼八つうまうま。

続いては平野の魔物討伐、いざ出撃!

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やって来たるは因縁の地、グロンダーズ平原。

ここの魔物はHPゲージが三本ある上、障壁が頑丈なタイプなのでアーマーブレイクを狙っている余裕はありません。

下手な欲を出さず、素直に討伐します。

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いつものように、ばっさりカット。

弱点武器でひたすら殴るだけの簡単なお仕事でした。

最後は西方教会の残党討伐に、いざ出撃!

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場所はここ。

カトリーヌとよく一緒に来た所ですね。

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例によって、ばっさりカット。

指揮レベルを育てるために、ドゥドゥーの計略を多く吐きました。

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個別訓練のお時間。

戦闘を挟んだのであんまりやる気がストックできていませんが、まあ得意分野を適当に育てておくのがいいでしょう。

自習技能は変更なしで。

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そういえばそんな日もありましたね。

ディミトリから手紙が届きました。

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この日は再び散策へ。

みんなのやる気を回復させますよ。

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ディミトリを食事に誘ったの久しぶりかもしれない。

こいつ大抵ストーリー戦闘でMVP取って、自力でやる気回復させるからなあ。

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痩せても枯れても個別訓練の時間ですよ。

今節は信仰強化月間ということで、みんなの信仰を高めていくよ。

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ドゥドゥーに配備したかった騎士団というのは、このダスカー重装兵団です。

五年前の外伝戦闘で獲得した騎士団で、是非とも彼に使わせてあげたかったんですよね。

要求指揮レベルがBと、ドゥドゥーには少し敷居が高かったんですが、今節でなんとか達成できました。

誇り高きダスカー人の力を、是非とも発揮してもらいましょう。

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節の最後の自由行動は講習です。

講師はメルセデス

信仰とついでに理学を強化していきますよ。

そして……

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エーデルガルトとの約束の日。

彼女は果たして来るでしょうか?

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どうやら、約束通り応じてくれたようです。

なぜ戦争などという手段を取って、犠牲を生むような真似をしたのだとディミトリが問い詰めると、それが最も犠牲が少ないからだとエーデルガルトは答えました。

今の歪んだ世に、産み落とされる犠牲者。

戦争によって、命を落とす犠牲者。

それらを天秤にかけて、エーデルガルトは前者を救うことを選んだのだといいます。

ディミトリは、彼女のそんなやり方を非難します。結局、そんなやり方では強者が弱者を支配する構造は変わらないと。

エーデルガルトは、そんな構造すらも破壊し尽くすつもりなのだと言います。

しかし、それは強い者のための、強い者のやり方。

人間は、エーデルガルトが考えているほど強い生き物ではありません。生きる目的を失い、信仰にすがりつかなければ歩き出せない人間たちもいます。

彼女のやり方では、彼らは決して救えない。ディミトリはそう言います。

エーデルガルトの反論はこうです。信仰にすがろうと、女神は応えてはくれない。生きる目的を失ったまま、さらに多くの者を失う。自分もそうして死んだ者のひとりだと。

だから、自分は弱き者に代わって世界を正す必要がある、と。

彼女は、女神の代わりにでもなるつもりなのでしょうか。

世界の在り方を変えるのは、たったひとりの君主などではなく、この大地に生きるひとりひとりの人間だ、とディミトリは主張します。

エーデルガルトは、たとえ独善となじられようと、この血塗られた歴史を終わらせるために誰かが起たねばならないと言います。

彼女はおそらく、何も信じていないのでしょう。民衆の、手を取り合って立ち上がる力というものを。

人間は弱い生き物です。しかし、互いに手を取り合って正しい道を選ぶことができる生き物でもあります。そういう生き方を、ベレトをはじめ、皆に教えられたとディミトリは言います。

エーデルガルトは、ディミトリを持つ者だと言いました。持たざる者の気持ちがわからない人間だと。

やはり、彼女の根底には徹底した人間への不信感があるようです。ベレトがディミトリに教えてあげたようなことを、エーデルガルトに教えてくれる人は誰もいなかったのでしょうか。

お互い、相手の正しさというものを少しだけ理解できたと言うふたり。同時に、だからこそ理解し合えぬということも。

それだけ言って、話を終えようとするエーデルガルト。そんな彼女をディミトリは呼び止めます。

返さねばならぬものがあると。

おそらく、アレのことでしょうね。

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未来を切り拓く象徴。

かつて、ディミトリがエーデルガルトに贈り、五年前に投げ返されたあの短剣。

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エーデルガルトはすっかり忘れていたようです。

彼が、彼こそが未来を切り拓く力をくれた少年だったということを。

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目を泳がせながら、あの時言えなかったお礼を気まずそうに述べるエーデルガルト。

そして、今は皇帝として、ファーガスの王を帝都で待つ……とだけ述べて去っていきました。

それから、また数日経って。

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決戦を前に、墓地を訪れたベレト。

亡き父、ジェラルトの言葉を思い出します。

いつか、お前に大切な人ができたら、この指輪を贈ってやるといい、と。

私が選ぶ大切な人、それはもちろん……。

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なんでギルベルトがいるのかよくわかってないんですが、とにかく。

きみに決めた!

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さあ、遂にこの日がやって来ました。

すべてが終わり、すべてが始まるこの日が。

それぞれの思い、それぞれの正義を胸に、いざ出撃!

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戦闘準備です。

仲間は東西に分かれており、市街地を縫うように進軍することが求められます。

狭い路地の中で翼魔獣の攻撃を受けると厄介なので、しっかり場所を選んで慎重に戦う必要があります。

東に弓砲台、西に魔道砲台があるので、魔法に比較的強いユニットと、飛行系ユニットを西に集めました。

また、宝箱があるのでセテスに宝の鍵を持たせておきます。

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正義のためと嘯いて人殺しの道を選んだ皇帝の腹心がなんか言ってら。

西はウォーロックとフォートレスに対して迎撃態勢、東は間接攻撃と再移動を駆使して敵の数を減らしつつドゥドゥー戦法。

近くの敵をあらかた排除し終えたら、西はドロテア目がけて突進する構えを取り、東は宝箱を回収しつつ微速前進。

魔道砲台の攻撃がギルベルトさんに向かってきたら、チャンス到来。イングリットとセテスのいつものコンビネーションで、ドロテアに速攻を仕掛けます。

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さようなら、ドロテア……。

きみがイングリットを助けてくれたこと、ちゃんと覚えてるからな。

ドロテアを突破したら、背後から増援が来る前に翼魔獣に対処します。

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前線の翼魔獣三匹を突破。

あとは残りの翼魔獣に気を配りつつ、ヒューベルトに迫るだけです。

ペトラはこちらが攻撃範囲内に入るまで、攻撃範囲を見せないという反則技を使ってくるので、ドゥドゥーで安全におびき寄せて容赦なく屠ります。

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そんなズルっ子には、こうだ!

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さようなら、ペトラ……。

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ついつい翼魔獣に攻撃したくなる局面ですが、左右のサンダーストームが枯れるまで我慢。

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東の翼魔獣はこれで片付きました。

西部隊に合流します。

ちょうどこのタイミングでサンダーストームが枯れるので、周囲の敵に飛行部隊でひとりずつちょっかいをかけて撃破していきます。

砦からウォーロックの増援が出始めますが、すべてイングリットの養分にします。

その間、本隊は先に後ろから来ていた増援の翼魔獣に対処。

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マップ南西に存在する教会にセテスとフレンが近づくと、なんと特殊なメッセージが。

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増援狩りにもそろそろ飽きてきたので、翼魔獣を始末してヒューベルトに引導を渡しに行きます。

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さようなら、ヒューベルト……。

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帝国に残された最後の兵力を、最後のひとりになるまで完膚なきまでに叩きのめしました。

あちらから仕掛けてきた戦争です、文句は言わせません。

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城では、エーデルガルトが待っています。

正真正銘、最後の戦いです。

皆が皆、決戦に向けて意気込んでいます。

長かったベレトとディミトリたちの戦いにも、遂に終止符が打たれようとしています。

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さあ、行きましょう。

皇帝の元へ。

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その頃。

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不気味な音と共に、エーデルガルトの身体に変調が訪れます。

そして……。

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憎み合い、食らい合うしかない。

そういう運命の下に生まれたふたり。

だからこそ、ディミトリは最後までエーデルガルトの意志に応えるのです。

そんな思いをもって、玉座へと進んだ皆が目にしたものは。

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もはや執念だけで動く骸と化した、変わり果てた姿のエーデルガルトでした。

 

今回はここまで。